産業革命の記章の元、発展を続けてきた我が世紀は、機械を発明し、
それを生活の基盤としてきました。
私たちは、そのスピードのもと奴隷化され、私たちの生活に踏み込み
ファストフードを食べることを強いる、 ファストライフという
ウイルスに犯されているのです。
私たちホモサピエンスは、いまこそ、種の絶滅の危機に突き進むスピードから
自らを解き放たなければなりません。
静かな生活の営みを守ること、それが普遍的なファストライフの愚行へ
対抗する唯一の方法なのです。
このファストライフの狂乱を効率と勘違いしている人々に対抗し、
私たちは感性に訴える喜びとゆっくり持続するたのしみを
保証することこそ、ふさわしいのです。
この私たちの反撃はスローフードの食卓から始めなければいけません。
そして、郷土の風味とその含みたるものを再発見し、私たちの生活を
退化させるようなファストフードの波を打ち消そうではありませんか。
生産性の名の元に、ファストライフは我々の在り方そのものを変え、
この地球の環境と私たちを取り巻く景色を脅かしているのです。
そこに、いまスローフードが唯一のそして進歩的な答えとして現れたのです。
嗜好を没落させるのではなく、発展、成長させること、それが、
真の文化なのです。国際的な経験や、知識、そして何らかの政策の交流が
これらを推し進める最良の方法なのです。
スローフードは、より良い未来を保証します。
スローフードは、このカタツムリのシンボルに象徴されるように、ゆっくりと、
国際運動へと推し進める多くの支援者を必要とするものなのです。
「本文はスローフードインターナショナルの文書より引用いたしました。」
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