3月26日(水)パノラマスカイレストランにて「平成20年 通常総会」は無事に終えることができました。平成19年の報告と平成20年の予定・予算を報告しました。総会の第2部では、お二人の著名な講師をお招きして「食」に関する講演を拝聴いたしました。塩路けい子先生からは「今、なぜ食育なのか?」と題して、生活者として視点からお話をいただきました。食と予防医学のお話、米国では上院議員マクガバンのレポート以後、食生活に大きな変化があったこと。日本とイギリスの食糧自給率が逆転していることや、欧米のスーパーでは海草を食べるようポスターが掲示してある等々、海外事情のお話も興味深くお聞きしました。大阪のスーパーでも店長さんが食事バランスガイド「食のコマ」のイラストを首から掛けて食育をしながら販売促進されている例などを紹介しながら、1日に「何を」「どれだけ」食べたらよいのかという、食養生に通ずる講演をいただきました。
TV番組等でご活躍の垣田達哉先生には、食品メーカーや流通の立場から「食品業界は生き抜くためにはどうあるべきか」というお話をいただきました。中国産冷凍ギョーザ事件や国内での偽装事件、そこから派生する食品表示法の問題。消費者は鮮度に価値を求め、比較できる売場で買い物をし、裏切られると二度と買わないという消費者心理や陳列の重要性やキャッチコピーの大切さやなど、数々の事件で萎縮している食品業界に元気を与えるお話を熱く語っていただきました。
懇親会は不破理事長の総会報告と上野理事の乾杯の音頭で始められました。アサヒビールさんの協賛でおいしいビールと素晴らしいお料理のバイキングで、参加者からは、「大変満足」と言っていただきました。
20:40 中島理事により閉会の挨拶でお開きとなりました。
PS. 素晴らしいお料理を写真でご覧下さい。
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